足を速くするトレーニング 『フロントランジ』
足が速い人は、確実に得をしますよね。
盗塁成功率、内野安打になる確率、守備範囲の広さ、ボールまでの寄りの速さ
この四つが代表格となります。
たった4つと思うか、4つもあると思うかはあなた次第ですが、
私は、
「この4つが備わっていればもっと上のレベルで活躍できただろうな」
という選手はたくさん見てきました。
逆に、野球をしていて
「こいつがもう少し足が速ければランナー動かしやすいんだろうな〜」
と、思うことは多々ありました。
やはり、勝敗を分ける一つのポイントになると思います。
そして、足を速くしたいと思っている選手もたくさんいると思いますので。
今回は、足を速くするためのトレーニングとして
「足を速くするためのトレーニングシリーズ」
を、開催していきたいと思います。
そして、そのシリーズの第一弾は”フロントランジ”です。
意識することはまずは三つ
それでは、重要なこと三つまとめます。
⑴踏み出した足のつま先と、膝のラインは一直線になるようにする。
⑵骨盤は常に前傾姿勢
⑶踏み出した足で地面を掴むようにする
特に、ポイントは踏み出したら足を素早く止めること。
これがフロントランジをやる上で大きな分かれ目になってきます。
これができるかできないかで、効果は半分くらい変わってくると思います。
足を速くするためにまず行うべきポイントとしてなぜフロントランジなのか?
それは、シンプルに考えると走るときの姿勢に似ているからで、
なおかつ簡単にできるからです。
簡単で、効果を高いもの
という、わがままな理想を持っているので「足を速くするトレーニング」
第一段階としては、もってこいのトレーニングではないかと思います。
そして、実際に足が速い人にフロントランジをやってもらうと
骨盤がうまく前傾姿勢になっていて、全体もぶらぶらしません。
これが、無駄なく、かつ、パワフルなスピードに繋がっているのではないかと思います。
30M走のタイムが速い人ほど球のスピードも速い!
最後に、ちょっと面白い話になるかと思いますが。
30Mタイムと球速は実は比例しているんです。
球速が速い人は、足も速く、その効果は6割もあると言われています。
つまり、言い換えると球が速いと言われている人の60%は
足の速さからくるものとも言えるのです。
通りで大谷翔平なんかも、ファーストゴロで内野安打になりますし、
西川遥輝も強肩強打俊足ですし、
神ってる鈴木誠也は16盗塁して50Mも5.8秒で走り、
菊池涼介はどんな体勢でも猛烈に速い送球をしてきますよね。
足が速い=球も速いというのは相関関係がありますね。
ちなみに、高校球児が大好きなベンチプレスは球速の1割しか効果を与えてくれないので、むやみにベンチプレスをやる必要はないと思います。
それをやるなら、短距離ダッシュを繰り返す。
これで、十分かと思います。
短距離ダッシュをするにしても正しい体の使い方ができていなかったら、
効果を生むことができなくなります。
そのために、”フロントランジ”で土台を作っていきましょう。
そして”フロントランジ”で俊足選手の仲間入りを果たしましょう!