バッティング練習なしで打球を飛ばすトレーニング『ラテラルスクワット』で体重移動を覚える
いきなりですが、動画を載せました。
これがタイトルにも書いてあるラテラルスクワットです。
この目的は体重移動です。
よく、体重移動はバッティングの場合は7:3と言われていますが、
体が前に突っ込んでしまう選手はこのスクワットができません。
打球を遠くに飛ばす人、強い打球が打てる人、変化球をうまく対応する人は
必ずと言っていいほどこのスクワットがうまくできています。
トレーニングをやってみよう
では、ラテラルスクワットのポイントを紹介します。
三つポイントを挙げたので一つずつ理解していきましょう。
股関節の上に重心を乗せる
コアトレーニングでは欠かせない、股関節。
この部分が強い人はどのスポーツをやってもすぐに対応できる人が
多いイメージがあります。
私も、子供に戻れるなら股関節のトレーニングを
たくさんしているに違いありません。
股関節に重心が乗らない人は”腸腰筋”の筋機能が弱いのかもしれません。
もしくは、足首が硬いか。
この二択に絞られることになります。
割合としては、半々といったところでしょうか。
目線は常に前
よく多いのが、しゃがむと同時に下を向いてしまう人が多いです。
目線というのは非常に大事で、下を向くだけで、
体は丸くなるような動きをします。
つまり、猫背気味になります。
そうなると、背中の筋肉は全く機能しなくなるため、
飛ばせる打球も飛ばなくなります。
しっかりと前を見る、これだけでも効果はかなり違います。
つま先が外を向かないようにする
ここが、意見が分かれるポイントではありますが、
野球に特化したトレーニング、特異性を求めるなら
やはり、つま先を閉じてトレーニングすることが理想でしょう。
つま先が開くとそれだけで、パワーは外に逃げてしまいます。
そして、体が開きやすくなり、
アウトコースや変化球に対応できなくなります。
イチロー選手の言葉を借りますと、野球は
「相手に胸を見せたら負け」
と、言われています。
相手に絶対に胸を見せないために変えることは私は
”足部”から変えていく必要があると思います。
『しっかりと立てない人がしっかりと歩くことができない』
私が、リハビリやトレーニングに関する言葉で一番好きな言葉です。
重さなんていらない。まずは自分の体重で。
よくトレーニングをするにあたって、聞かれるのが
「ウエイトは持った方が良いのか?」
と聞かれますが、もちろん持った方が良いです。
しかし、小中学生はまずは、自分の体をコントロールすること、体に覚えさせることが大事になります。
これができている状態で高校生になるのと、否かとでは
その後のパフォーマンスアップには繋がりにくくなります。
”いかに無駄なく体を操れるか”
ここが、野球だけでなくスポーツに言える大切なことではないかと思います。